中小塾の集客戦略-オンライン×オフラインで広告効果の最大化を図る Part2-


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こんにちは、城野優です。今回は「中小塾の集客戦略-オンライン×オフラインで広告効果の最大化を図る-」の第2回をお届けいたします。

お金をかけずに広告を作る(続き)

前回はお金をかけずに広告を作る方法として「チラシ」を作るという方法をオススメさせて頂きました。
では一体どのような内容をチラシに書けば、スルーされずに読んでもらうことが出来るのでしょうか?

チラシに書くべきことは、3つです。
1つ目は塾の1番の”売り”となる強み。2つ目は塾の場所。3つ目は塾のホームページのアドレスです。

「これだけでいいの?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、伝えたいことを全て文章としてチラシに盛り込んだとしても絶対に読んでもらえません。
むしろ、文字数が多くなればなるほど、読んでもらえなくなってしまいます。塾の一番の”売り”は一読して理解して頂けるように率直にストレートに表現しましょう。

例えば、特定の大学への大学への合格実績が地域で1番なのであれば、「~年A大学への合格実績ナンバー1(B地域内)」のようにストレートに表現しましょう。
また、長くから地域で続いているという「歴史」(及び歴史が裏付ける教育の質の高さ)を1番の”売り”としているのであれば、「設立~年!地域で最も長く信頼され続ける塾です」のように、やはりシンプルにストレートに表現しましょう。
合格実績や定量的な数値で表現できる定量的な「売り」であれば数値を用いて定量的に「売り」を表現すれば良いのですが、数値では表現できない定性的な強みを「売り」とする場合は、定性的な中でもできるだけストレートに表現するように心がけると良いでしょう。
例えば、「アットホームな雰囲気」を塾の売りにするのであれば、「アットホームな雰囲気ではどこの塾にも負けません。毎日通いたくなる塾と生徒から評判です」のようにストレートに表現するといいでしょう。

このように説明をさせて頂くと「強みをストレートに表現するなんて当たり前のことじゃないか」と思われるかもしれませんが、一般的なチラシを見てみると一読しても強みがよく分からないケースが多々あります。

例えば、最近自宅のマンションに出張マッサージのチラシが入っていたのですが、次のような内容コピーが記載されていました。
「港区の出張マッサージです。朝の10:00から深夜の2:00までマッサージの予約が可能です。肩こりや腰回りの疲労などお仕事の疲れが気になる際にはご利用ください。経験の長いマッサージ師が在籍しております。」
そして、料金が記載されているイメージです。お店の概要はなんとなく伝わるのですが、他のお店との違いや、お店の「売り」が全く分かりません。
お店の「売り」が分からなければ、数あるお店の中から、このお店を選ぼうとは思ってもらえないのです。

すごく基本的なことなのですが、「売り」をシャープに表現するということが、チラシを読んでもらう、そして一読して強みを理解して頂くためのKeyとなるのです。
もちろん、「売り」を細くするための補足情報を載せることは問題ありませんが、あくまで「売り」の部分がしっかりと際立つように文章構成を考える必要があります。

また、塾の場所については必ず記載した方が良いでしょう。
塾を決める場合、保護者の方にとって「塾の場所」という要素も大きな要素のため、必ず記載しておいた方が良いです。
「家からすぐそばにある塾なのね。」と場所をフックに塾に興味を持ってもらい、入塾に繋がったというのもよく聞く話です。

そして最後に塾のホームページのURLは必ず掲載するようにしましょう。
インターネット社会では、興味を持った後にすぐにアクションを起こすのではなく必ず「検索」というプロセスを経てアクションを起こします。

*塾のチラシ URLや検索キーワードが大きく入っている
個別指導塾チラシ

「検索」が出来ないと、入塾すべきか確信が持てず、結果として入塾に踏み切れない可能性がありますので、必ず「検索」できるようにホームページのURLを載せるようにしましょう。

お金をかけずに広告を出す

チラシを作成したら今度は、チラシを広告に出しましょう。

「チラシを貼る」というと必ず費用が発生するように思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、工夫次第で費用をかけずにチラシを貼ることができるケースがあります。
チラシを貼る場所としては、顧客(生徒、保護者)が集まる場所が最適な訳ですが、近所のスーパー、パン屋さん、八百屋さん、クリーニング屋さん、(家族向け)マンションなどが良いでしょう。
(家族向け)マンションやコンビ二の直営店に関しては大手企業が管理しているため、チラシを貼る場合に費用が発生したり、そもそもチラシを貼ること自体が不可であるケースが多いのですが、パン屋さん・八百屋さんの個人店、クリーニング屋さんのフランチャイズ店であれば、個人が経営しているお店ですので、交渉次第では無料でチラシを貼らしてくれるケースが多くあります。

交渉をまとめるポイントとして、「そもそも普段自分自身が”お客さんとして”と行くお店へ交渉へ行う」ということと、「チラシを貼る期間を限定する」ということです。普段からお客さんとして通っているお店であれば、店長さんもチラシを貼ることを拒むことはなかなか出来ませんし、また「1ヶ月限定で」と期間を限定されていれば、断るケースの方が稀でしょう。

工夫次第では、お金をかけずに広告を作成し、出稿することが可能です。次回は実際に広告費を投入して、効率的に集客を行う方法をご紹介させて頂きます。

筆 者

城野優(Yu Shirono)

アメリカ合衆国出身。慶應義塾大学在学中に自身の勉強法を”城野式”として体系化し多くの本を出版。また講師として日本全国の生徒、保護者の方のアドバイザリーに従事。大手米系外資系メーカーのマーケティング・宣伝担当を経て現在は大手広告会社に勤務しながら、教育・マーケティングコラムニストとして活動。著書は「なまけものの大学受験勉強法(高陵社)」「きれいにノートは取るな-間違った勉強の常識(ごま書房)」等。

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