中小塾の集客戦略-オンライン×オフラインで広告効果の最大化を図る Part3-


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こんにちは、城野優です。今回は「中小塾の集客戦略-オンライン×オフラインで広告効果の最大化を図る-」のテーマの最終回となる第3回をお届けいたします。

有料広告を出してみる

中小規模の塾を経営されている場合、基本的にはチラシを活用したオフラインの広告を活用すると費用をかけずに集客活動を行うことができるため、コストの観点では1番合理的と言えるかもしれません。

一方で、チラシ広告の場合ですと、リーチできる見込み客(生徒、保護者)の数に限りがあるという特性があります。従って、ある程度のまとまった数の集客を行いたいという場合ですと、チラシ広告では目標人数の充足が難しい場合があるでしょう。
目安としては10人程度の集客であればチラシのみの広告で集客可能ですが、10人以上の集客を行う場合には、インターネット広告を活用することを視野に入れる必要があります。

塾のインターネット広告を行う際に、1番オススメの広告はグーグルのアドワーズ広告です。
グーグルアドワーズ広告の利点は3つあります。1つ目の利点はグーグルの検索エンジン自体が日本(世界)で1番利用率が高い検索エンジンであり広告閲覧者数が最大規模ということ。2つ目の利点は、ターゲットユーザーに絞って広告を投下することができるということ。3つ目の利点は地域、時間を絞って広告を投下することができるということです。

グーグルアドワーズ

例えば、神奈川県で中学生向けの塾を運営している場合、日本全国の全員をターゲットに広告を出すのでなく、地域を神奈川に絞り、かつ年齢を中学生の年齢及び中学生の保護者の年齢の年齢幅で設定を行えば、見込み客(生徒、保護者)となりうる人のみに広告を出稿することが可能なのです。また、グーグルアドワーズ広告の場合、表示されるだけでは料金は発生せず、クリックされて初めて課金が発生される課金体型です。従って、見込み客(生徒、保護者)に絞って広告を投下することができ、かつクリックが発生して初めて課金されるたため、一切の無駄がない広告投入が可能となるのです。ここでは具体的なグーグルアドワーズ広告の広告投入方法については割愛いたしますが、広告出稿は非常にシンプルですので、まずはグーグルアドワーズのアカウントを開設して、低予算で広告出稿を行なってみることをおすすめします。

紹介を利用する

ここまで、チラシというオフライン広告とグーグルアドワーズ広告というオンライン広告の全く異なるタイプの広告週客方法をご紹介して来ましたが、最後にご紹介させて頂くのは、やり方によっては1番集客効果が高い集客手法です。

それは、「紹介」を活用した集客です。
チラシ広告とグーグルアドワーズ広告はオンラインとオフラインという違いがあるものの大きな共通点があります。それは、どちらも”自ら自分で自分の良さを訴えっている”ということです。

一方で「紹介」の場合は実際に通っている”生徒”(或いは保護者)から、塾の良さをアピールしてもらうことになるため、アピール内容に客観性が生まれ、話を聞いた人に対して一定の信頼性を生み出します。確かに、自分達自身で「自分達は凄いんだ」ということを繰り返し説明するよりも、周囲の人達が「あの人は凄い」と発言した方が説得性や納得感がありますよね。
信頼性という観点から「紹介」という信頼性が高い”広告”を利用すべきなのです。
「紹介」を用いた集客方法は、やはり「紹介割引&キャッシュバックキャンペーン」が良いでしょう。
塾の生徒(保護者)が友人を塾に誘って、友人が塾に入会した場合に、生徒(保護者)と友人の両者に対してキャッシュバック或いは割引の金銭的メリットが発生するというスキームです。このスキームの良さは紹介者に対しても金銭的メリットがあるため、友人達を塾に紹介する金銭的動機づけが行なわれるところです。また、塾を紹介された友人からすると、紹介経由で入会すると割引になるということがクロージングフックとなり、入塾の決意を行う上で背中を押してくれることになります。

*個別指導WAM 紹介キャンペーンチラシ
塾紹介キャンペーン

まとめ

第3回に渡り「中小塾の集客戦略-オンライン×オフラインで広告効果の最大化を図る-」のテーマで塾の効率的な集客方法についてご紹介させて頂きました。最後にまとめさせて頂きます。

まず、1番最初にすべきことは無料ホームページを開設することです。
そして無料をホームページを開設したらいよいよ実際に広告出稿を行います。
10人未満の集客であれば、チラシを作成し近所の個人経営のお店にタダでチラシを貼らさせてもらいます。
10人以上の集客であれば、チラシに加えてグーグルアドワーズ広告を出稿し、該当地域、当該年齢にターゲットを絞り込んで広告を集中投下します。
そして、10人未満/以上の集客に関わらず、「紹介」を利用した集客は平行して行います。塾の生徒(保護者)が友人を塾に誘って、友人が塾に入会した場合に、生徒(保護者)と友人の両者に対してキャッシュバック或いは割引の金銭的メリットが発生するというスキームで、「紹介」が加速し、自走するような仕組みを作ります。

今回はあえて基本的かつ汎用的な内容に絞って塾の広告戦略をご紹介させて頂きました。実感されている経営者の方も多いと思いますが、奇をてらった方法よりも、原理原則に乗っ取った王道の方法を徹底して行うことが、ROIを最大化し確実に結果を出すための一番の近道であると私は信じております。本記事が皆様の広告戦略策定の際に少しでも参考になれば幸いです。

筆 者

城野優(Yu Shirono)

アメリカ合衆国出身。慶應義塾大学在学中に自身の勉強法を”城野式”として体系化し多くの本を出版。また講師として日本全国の生徒、保護者の方のアドバイザリーに従事。大手米系外資系メーカーのマーケティング・宣伝担当を経て現在は大手広告会社に勤務しながら、教育・マーケティングコラムニストとして活動。著書は「なまけものの大学受験勉強法(高陵社)」「きれいにノートは取るな-間違った勉強の常識(ごま書房)」等。

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